効率改善事例【輸出梱包作業】

梱包作業の効率47％UP!!

輸出梱包業務の合理化実現

＜大物部品の梱包＞
当初、２人１組で梱包すると、お互いに待ち時間が出来て効率的でないと判断し、１人で１箱を梱包する方法で行っていたが、なかなか梱包数が上がらなかった。

【要因】
①１人なので自分のペースで作業する。
②箱が大きいので移動が多い。

【効果】
互いに刺激しあって作業スピードがアップした。あまり移動しないで箱詰めが出来るのでスピードが上がると共に作業員の疲労も低減した。

【改善】
２人１組で向かい合って一つの箱を梱包する。

＜小物部品の梱包＞
大物部品の梱包に習って２人１組で梱包していたが、少しずつ待ち時間が出来、ある一定以上のスピードアップにつながらなかった。

【要因】
①互いに少しずつ待ち時間が出来る。
②大物部品ほど箱が大きくないので、急ぐ時相手の手が邪魔になったりする。

【効果】
大物部品ほど箱が大きくないので作業中の移動は必要ないので１人一箱は問題なく、待ち時間が解消できた。
敢えて向かい合って作業することで、互いに刺激して作業スピードがアップした。

【改善】
２人で向かい合って作業はするが、１人が一つの箱を梱包する。

【防錆方法の改善】
１段毎に噴霧器で防錆油を噴霧していたものを内製部品についてはラインサイドでどぼ漬けして梱包するようにした。【効果】
作業スピードの向上と作業環境の改善。

【改善】
梱包ケースのサイズの見直し（コンテナー・トラックサイズ、保管段積み重量等）を行いケースの高さを高くし、１ケース当りの部品梱包数を増やした。【効果】
ケースの高さに関係なく梱包時に必要な固定作業があるが、入り数を増やすことにより、部品１ヶ当りの梱包工数の削減が出来た。

＜固定作業＞
●箱を組み立てる。
●箱をパレットに貼り、固定する。
●内側にポリ袋を入れる。
●箱に蓋をする。
●封緘ﾃｰﾌﾟを貼り、バンドを掛ける。
●箱を移動する等。

※作業場のレイアウト変更による移動時間の削減。
※作業台の高さ調整による作業者の負担削減。
※部品棚の前後両面から出し入れが出来るように棚移動。
※部品入荷状況と梱包完成品の出荷予定に応じた作業人員の調整。