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  平成25年8月27日

 川相いい仕事マガジン 人材育成編Vol.3
    発行:川相商事株式会社 『働く喜びを感じるヒト』創造企業
                        担当:高杉 嘉晴

 ◆テーマ :人材育成 「創喜感働塾卒塾生、Sさんの活躍」
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当社メルマガをご覧いただきありがとうございます。川相商事株式会社人材
育成部の高杉嘉晴と申します。

私は当社社内スクールである「創喜感働塾」において、ものづくり現場での
品質や生産効率など、テクニカル系研修の講師を担当しています。
本日はその「創喜感働塾」卒塾生のSさんが、塾で学んだテクニカルスキルを
現場で活かし、活躍している姿を紹介します。

Sさんが「創喜感働塾」を卒塾したのは今から3か月前。
「テクニカル研修の経験は仕事にどう影響してる?」という問いかけに彼は、
「設備の能力から算出される一日当り生産本数と、実際にできた本数との
差から、改善方法を見いだせるようになりました」 と答えてくれました。

彼は自動機を操作して、銅パイプを切断・加工する作業を担当しています。
彼が作るヘアピンと呼ばれる銅管は、エアコン熱交換器に使用されています。

「朝礼や清掃など計画休止を除いた負荷時間は1日に445分。設備のサイ
クルタイムと仕掛ける銅管本数,それに今言った負荷時間、この3つの数字
から一日当りの製品本数が計算できます。でも実際はその半分程しかできて
いなかったんです」 ・・・その要因を尋ねてみました。

「“故障や品種切替ロスなどの “停止ロス” 以外にも、時間では表せない、
チョコ停やスピードダウン、それに仕掛本数を減らすなど、性能ロスというもの
がかなりあったんです。」

彼はその中から“材料抜け”のチョコ停ロスが大きな要因であると洗い出し、
上司に提案しました。調べたら1日に80回以上もチョコ停があったそうです。
そこで銅管を通すホースが滑車へと改善され、摩擦抵抗が減ったおかげで
材料が抜けるチョコ停は、なんとゼロになったそうです!!

効率は一気に20%も向上しました。
それまで毎日2時間あった残業はほとんどなくなり、定時間で作業が終わる
ようになりました。
とても大きな成果です。

ところで、実は塾に入る以前のSさんは、決して優等生ではなかったのです。
製造業は未経験だったので、指示されること以外は何もできませんでした。
“指示されてない事をしてはいけない”という受け身の姿勢でもありました。
また、家庭の事情を仕事より優先と考えており、欠勤が目立っていました。

しかし、半年間塾をやり通した自信が彼を大きく変えました。
「ロス項目はたくさんあるし、それぞれの被害程度なんて考えた事はなかっ
たんです。でも丁寧に層別してマトを絞り、適切な手を打って行けば効率は
上げられます。今はそんな事をちゃんと考えてますね。楽しいですよ。」

当事者意識を持ち、自分の職場を良くしようという前向きな意欲がしっかり
感じ取れるまでに成長しました。

Sさんはこのラインにおける活躍が認められ、来月からはもっと人数の多い
別製品の生産ラインに、リーダー候補として配属されることになりました。
今日も「働く喜び」を胸に、輝きながら働いています。

「創喜感働塾」ではテクニカル系研修として、IEの基礎・QCストーリー・
管理文書や記録の扱い・作業手順書や品質月報の作成など、実践的な研修を
楽しく行っています。
興味をお持ちの方はどうぞお気軽に当社までお問合わせください。