Vol.35【仕事と家庭の両立支援】

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  川相いい仕事マガジン vol.35
   発 行:川相商事株式会社
   Kawai Syouji Group
   『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 http://www.e4510.jp/
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【知って得する雑学クイズ!】の答えは一番下↓↓

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  「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
  社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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    仕事と家庭の両立支援
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こんにちは社労士の日比野です。

新年度が始まり、お子さんの入学・入園を迎える方も多いこの季節。
平成22年6月より施行されている「改正育児・介護休業法」が、
本年7月1日より、いよいよ従業員数100人以下の企業にも全面施行となります。

今回は、仕事と家庭の両立支援、子育て期間中の働き方について考えてみたいと思います。

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┃育児・介護休業法の改正内容
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女性社員の「寿退社」はもはや死語となりつつありますが、
「おめでた退社」はまだまだ多いのが現状です。

景気低迷にもかかわらず、働く女性の約7割が第一子出産を機に退職を選んでいるという
統計は、女性にとって育児と仕事の両立がいかに難事かという現状を物語っており、
なるほど日本の深刻な少子化に改善の兆しが全く見えないのも頷けます。

では、法律を改正して制度を導入すれば、問題はすべて解決するのでしょうか。

平成4年に「育児休業法」がスタートしてから20年。今回の「改正育児・介護休業法」では、
働く父母の雇用環境整備を目的に、以下のような改正点が盛り込まれています。

・3歳までの子を養育する親を対象に、短時間勤務制度、所定外労働免除制度の導入を
企業に義務付け。
・子の看護休暇制度を、就学前の子2人以上で年10日まで拡充。
・父母ともに育休取得の場合、1歳2か月まで取得可能に。(パパ・ママ育休プラス)
・産後8週以内に父が育休取得の場合、再度の育休取得が可能に。
・配偶者が専業主婦(夫)なら育休取得不可とする制度を廃止。

・・・いかにも、こんな声が聞こえてきそうです。

「それって結局、使えるのは大企業の正社員だけでしょ?」

「子どもがいてフルタイムで責任ある仕事って、そんなんムリムリ、しんどいやん」

「辞めてもパートやったら、またすぐ次の仕事、見つかるわ」

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┃イクメンは定着するか
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そもそも女性のおめでた退社がこんなにも多いのは、男性の働き方にも一因があります。

好むと好まざるとにかかわらず夫が仕事人間であればあるほど、家事・育児の全負担は
妻一人の肩に圧し掛かり、「仕事なんてとても…」という気になるのも無理はありません。

実は男性も、3割の人が「育児休業を取りたい」と考えているのです。
しかし実際の取得率は1.56%。先進国中、最低の水準です。
もはや、これは女性だけの問題とは言えなくなってきています。

「パパ・ママ育休プラス」の1年2か月という中途半端な数字には、実は意味があります。

母親にとって最も大変な時期は、出産直後と、職場復帰直後。今回の改正では、
母親の産後休業中に父親が育児休業を取得した場合、いったん仕事に復帰した父親は
再度、育児休業を取得できるようになりました。

例えば、母親が従来通り授乳期が落ち着く1歳前後まで育休を取得したとして、
その職場復帰時に父親が2か月休んで、保育所入所等にともなう新たな生活リズムを整える
もよし、または出産直後に1か月、母親の職場復帰時に1か月と二度に分けて休むもよし。

つまり、母親が一番大変な時期をサポートし育児の負担を分かち合える仕組みを国として
提案しているわけです。

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┃我々が目にしたい職場の風景は
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限られた人員であれもこれもを賄う中小企業にとっては、数か月の休暇を取ってもらって
いる間、ずっと席をあけて用意しておくのは至難の業かもしれません。

理想は理想として、現状は厳しい。さりとて、手をこまねいてばかりもいられません。

年月をかけてせっかく戦力化した従業員が、妊娠・出産などで退職してしまうのは、
企業にとっても大きな痛手となるはずです。

また、男女を問わず、家族と過ごす時間を大切にし、家庭生活を充実させることは、
優れた職業人・家庭人としての人間性を涵養(かんよう)し、明日への仕事のエネルギーと
なることは疑いもないでしょう。

託児所設置や子連れ出勤、在宅勤務等の新たなワークスタイルを整備できる企業は
限られているでしょうが、短時間勤務を実施できる仕組みづくりや、効率化と生産性向上、
職場の風土づくりには、まだまだ知恵を絞る余地がありそうな気がします。

「○○さんがいてくれな、僕らほんまに困るねん。待ってるから早よ復帰してな」

「まだ残ってるの? お迎えあるんやろ、はよ帰りや」

「みんなで協力すれば大丈夫、絶対辞めないで続けようね」

我々がめざすべき職場の風景は、こんな会話が聞こえてくる場所なのではないでしょうか。
問題は、企業の枠を超え、国の未来に関することだと考えます。何を最優先すべきなのかを
しっかりと考え、国の施策に受け身にならず、主体的かつ独自の方法を考えていく必要が
あると思います。

 

   労務管理事務所 フォージョウハーフ
   人事労務コンサルタント 日比野 大輔  Hibino Daisuke
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 「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフ
  【代表者】日比野大輔
  【URL】http://www.4jh.jp/
  【電 話】06-6945-5550
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【知って得する雑学クイズ!】の答え

米連邦航空局は先日、2014年までに民間企業による宇宙旅行ビジネスが
開始できるとの見通しを示しました。
あと2年後で宇宙旅行が出来るようです!?

ところで宇宙に行くにはロケットかスペースシャトルに乗るしか
方法はないと思われていますが、近い将来、全く別の方法で
宇宙へ行く事が出来るようになりそうです。

さて、その方法で間違っているのは次のうちどれ?

(1)熱気球
(2)エレベーター
(3)超高速ジェット機

正解は、(3)の超高速ジェット機です。
つまり宇宙に行けないのは超高速ジェット機です。
ジェット機は空気がたくさんないと推進力を発揮しないからです。

(1)と(2)が何で宇宙に行けるの??
と言う疑問がわいて来るとは思いますが、
実際に熱気球で宇宙旅行を企画している旅行会社があるそうです。

それだけではなく、7万円弱の手作り熱気球で
高度35000mからの地球の撮影に成功した人もいるそうです。

実はどこからが空で、どこからが宇宙かと言う正式な定義はなく、
この高さだと頭上には宇宙の暗闇、足元には地球の湾曲を
楽しむことができるので、旅行会社は宇宙旅行と言っているようです。

あと、エレベーターで宇宙に行く方法ですが、
これは、先日、大林組が宇宙エレベーターを言う物を発表し、
2050年までに建設可能と言っていました。

これは、日本で開発された新素材カーボンナノチューブを
地球から10万kmほど伸ばし、宇宙の基地へ電車6両分ほどの
乗り物で行き来できるようにするというものだそうです。

現在、40才以下の方はじゅうぶん宇宙エレベーターに乗れる
可能性がありますね。

40才以上でどうしても宇宙へ行きたい方は、
熱気球をおすすめします、ちなみに予定されている料金は、
11万ユーロだそうです。