Vol.28【身元保証で採用トラブルを軽減】

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  川相いい仕事マガジン vol.28
   発 行:川相商事株式会社
   Kawai Syouji Group
   『働くよろこびを見つけるヒト』創造企業 http://www.e4510.jp/
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【知って得する雑学クイズ!】の答えは一番下↓↓

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  「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフの日比野大輔がおくる
  社労士、日比野の現場紹介—☆★☆
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    身元保証で採用トラブルを軽減
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こんにちは社労士の日比野です。
今回は、採用時のトラブル防止について考えてみたいと思います。

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┃採用してすぐのトラブル
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労務トラブルに関する相談で、採用後1年に満たない社員が当事者となるものが
とても多い様に感じます。

中でも多いのは中途採用の場合で、入社して数日、一週間で無断欠勤し、
そのまま連絡が取れなくなるケースです。

また無断欠勤ではないにしても、出勤予定の朝に突然電話があり、
辞めますとの連絡が入ります。中途採用が多い会社ではよく起こります。
採用にかかったコストや手間を考えると小さくはない脱力感に襲われます。

こういった採用時のトラブルは、採用時に取得する身元保証書がとても効果があります。

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┃身元保証の効果
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新卒採用を行う会社では、採用後ほぼ全員に身元保証書を取得します。

中途採用を行う会社では、就業規則には、採用時に身元保証を提出することを
明記していても実際には取得していない会社が多い様に思います。

私は中途採用の多い会社こそ、身元保証を活用すべきと考えます。

身元保証を取得する際には、書面だけのやりとりにするのではなく、できれば社長
または担当の管理職が会社からの挨拶を含め、実際に保証人である家族と顔を合わせる
ことをオススメしています。これで初期のトラブルはずいぶん抑止することができます。

社長や上司と自分の親族が顔見知りという状況では、なかなかいい加減な事が
しにくくなるのが人情だと言えます。

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┃潜在能力が開花する
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旅の恥は掻き捨てということわざが示すように、人間は顔見知りがいない環境では、
ついマイナスの面がでやすくなります。

しかし、逆に顔見知りや家族の前でいいカッコをしたくなるのも人情です。
私は、この身元保証の制度を利用し、会社と社員の家族が顔見知りになることによって、
社員の能力発揮が大きくなっているように思います。

この制度の効果に気がついたのは外国人の採用をするときでした。
それまで、外国人の採用でトラブルが多かったのですが、
社員の家族と顔を合わせるようになって、トラブルがグッと減りました。

これからの時代、この身元保証の重要性は大きくなってくるのかもしれません。
法律的な必要性からではなく、人間の心理を重視して労務管理を行うことがこれからは
大事なのかもしれません。

 

   労務管理事務所 フォージョウハーフ
   人事労務コンサルタント 日比野 大輔  Hibino Daisuke
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 「愛はあるが甘えのない人事が、ヒトと組織を育てる」
  労務管理事務所フォージョウハーフ
  【代表者】日比野大輔
  【URL】http://www.4jh.jp/
  【電 話】06-6945-5550
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≪全社員で5S活動を推進≫

当社では、全社員参加で5S活動を推進しています。
5Sは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけ、から来る呼び名です。

製造現場にたずさわる社員はもちろんの事、
物流倉庫やオフィスワークにたずさわる社員も含め、
全ての社員が、この5S活動に参加しています。

5S活動は、生産効率の向上はもちろんの事、
社員一人ひとりが創意工夫を重ねる事で、
仕事に対する意識向上にも役立っています。

  ⇒5S活動についての詳細はコチラ

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どうぞ、宜しくお願いいたします。

 

【知って得する雑学クイズ!】の答え

先日、米アップルが米石油大手エクソンモービルを抜き、時価総額世界一となった
と言うニュースがありました。昨年5月にマイクロソフトを抜いて、IT企業で世界一に
なったと思えば、もう全ての企業の中で世界一です!

さて、アップルは恐ろしい勢いで時価総額を伸ばしていますが、
約10年前の2000年、時価総額は今の何分の一ぐらいだったでしょう?

(1)今の半分
(2)今の1/5
(3)今の1/16

正解は、(3)の1/16です。
2000年3月、アップルの株価の時価総額は、202億7400万ドル。
それが2011年8月10日、3371億ドルとなりました。
約10年でなんと16倍以上になりました!

かつて、マイクロソフトのウィンドウズとインテルのプロセッサーを搭載した、
いわゆる「ウィンテル」軍団に市場を席捲され、経営危機に陥っていた時代の
アップルを知る者としては、信じられない現状です。

アップルは、いわゆる垂直統合型企業で、商品の開発・生産・販売など
一連の中心プロセスをアップル1社で行っています。
他にはトヨタや任天堂なども、これにあたります。

これに対し、水平分業型企業があります。
こちらは、それぞれのステージを各社分業を行うものです。

前述にもありますが、アップルはかつてマッキントッシュと言うパソコンで、
垂直統合型で失敗しています。

しかし逆に現在は、水平分業型のマイクロソフトやインテルが沈んでいます。
彼らの株価時価総額は、アップルと逆で、2000年と比較すると、
マイクロソフトが半分以下、インテルにおいては、3分の1となっています。
現代は、垂直統合型企業の時代なのだと思います。